Archive for 1月, 2010
中学受験の算数の問題は基本的に中学校で習う内容のものばかりです。普通に公立の小学校に通っていたのでは手も足も出ない問題ばかり……。中学校で習う方程式を用いれば、簡単に答えを導き出せるものも、小学生に教える場合にはちょっと抽象的過ぎて、理解しずらい面もあります。
中学では方程式を教える際に、方程式を立てさえすれば意味を考えなくても自動的に解答が得られるとして方程式の作り方と計算方法を強調し、それにふさわしい問題を演習します。しかし、中学受験の算数では最後まで意味をひきずって解かなければならない問題が多く、方程式を使うとかえって分かりにくくなるケースもあります。
大学入試においても問題を念入りに工夫して出題する難関大学では、積分などの文字式の単純計算や、はじめに式を立てさえすればあとは一直線で解けるという問題はほとんど出ません。将来難関大学を目指す児童の中には、中学受験が目標でない場合も中学受験の算数に取り組む場合もあります。中学受験の算数は難関大学の入試問題を小学生向けに翻訳したものと見られるものもあるのです。
ただし中学受験の算数は、日数や人数などの乗除でのべ量を出して考えること、比と実際の数量の関係を利用した相当算とよばれる方法は方程式ではないが、それに近い計算法が必要とされること。また、数量の比を直線で表した線分図や二つの数の積の関係を長方形の面積に変えて考える面積図もよく使われます。また、素因数分解、N進法、相似比と面積比などのように中等教育内容も一部登場するのが中学受験の算数の特徴です。
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